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重慶地理

  重慶は東経105度の17から110度の11分,北緯28度の10から32度の13分の間にあり、青蔵高原と長江中下流平原の中間に位置し、亜熱帯モンスーン気候に属します。年平均温度は約18度、冬の最低温度は6度から8度、夏の平均温度は27度から29度の間にあります。年間日照時間は1000ー1200時間です。冬は暖かく、夏は暑いです。降霜期は短く、雨量は多いです。曇りの日が多く、雨と暑さが同じ時期にやってきます。平均雨量は1000ー1400mmで、春から夏にかけて夜、雨が降ることも多く、「巴山夜雨」と言われています。

  東西470km、南北450kmにわたる広大な面積を占め、東は湖南省と湖北省、西は四川省、南は貴州省、北は陝西省と接します。域内には河川が縦横に交錯して、峰々が幾重にも重なり合います。北に大巴山、東に巫山、南東に武陵山、南に大娄山があります。地形は大体南北から長江の河谷に傾き、大きく起伏します。重慶の地形はほとんど丘陵と山地で、傾斜地が広く、地層もはっきりしていて、典型的な石林、峰林、鍾乳洞、峡谷などのカルスト景観が分布しています。主な川は長江、嘉陵江、烏江、涪江、綦江、大寧河であり、長江の主流は西から東へ重慶を通り、その距離は665kmです。長江は巫山を通り抜け、瞿塘峡、巫峡、西陵峡の有名な長江三峡を形作っています。一方、嘉陵江は北から流れてきて、重慶で長江と合流します。瀝鼻峡、温塘峡、観音峡があるので、嘉陵江小三峡といわれます。重慶の市街区は長江と嘉陵江に囲まれ、山紫水明の景観を誇っています。山と水に囲まれ、高層ビルが林立しているので、「山城」「江城」と称せられます。特に夜、高層ビルの灯りが川面に映え、その美しさがたとえようがありません。「山城夜景」と言われ、今や重慶観光の目玉になっています。また有名な長江三峡は古来「瞿塘雄、巫峽秀、西陵奇」と言われるように、雄大さ、秀麗さ、奇絶さをすべて備えた絶景と言えるでしょう。また途中には、大寧河小三峡、馬渡河小小三峡もあります。「朝に辞す 白帝 彩雲の間、千里の江陵 一日にして還る 両岸の猿声 啼いて尽きざるに 軽舟すでに過ぐ 万重の山」という李白の詩はあまりにも有名です。そのほか、「天然遺伝子の宝庫」といわれる南川金佛山や、原始林江津四面山などが自然に恵まれて、また、烏江、嘉陵江、大寧河などの河川峡谷と長寿湖、小南海、青龍湖などの湖泊の織り成す景観もぜひ見ていただきたいところです。