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上海の企業、年俸10万元で「朝寝坊」社員を募集
2017-03-21 09:00

 かつて、「寝ているだけでお給料がもらえる」というのが、ネットユーザーから「お金を稼ぐ最高の方法」と言われていたが、今、それが現実のものとなりつつある。上海のある企業はこのほど、「朝寝坊」の業務を担当する社員を一般募集している。その年俸10万元(1元は約16.3円)で、主要任務は「朝寝坊をすること」だという。年間10万元が支給されるこの不思議で気楽な仕事はネットユーザーらを驚かし、彼らが「世界で最も快適な仕事」と呼ぶ仕事になるかもしれない。北京晨報が伝えた。

 この募集広告を出したのは、国内で有名な健康食品ブランド「脳白金」だ。同社担当者は、「睡眠スタッフの主な仕事は、弊社製品の定期テストを行い、研究レポートを書くほか、各種職業に就く人々の睡眠状況の実態を自ら体験することだ。科学的な分析・報告を通じて、個人もしくは群体の睡眠の質を高めるサポートをする任務を担ってもらう」と説明した。

 「例えば、プログラマーの多くは、就寝時間および起床時間がすこぶる遅く、仕事と休憩のリズムが乱れがちだ。睡眠体験スタッフは、プログラマーと同じように昼夜が逆転した生活を体験し、それによってプログラマー従事者の睡眠の質を評定し、睡眠改善のための提案をする責任を担う」と担当者は続けた。

 同担当者によると、「睡眠スタッフ」というポストを設けた目的は、睡眠が健康に及ぼす影響を重視するよう皆に注意喚起することにあるという。睡眠スタッフになるための条件のハードルは、それほど高いものではない。「朝寝坊」が大好きな事が何よりも第一で、専門分野は問われないという。

 国内で職場規則に関する仕事に長く携わってきた人物によると、「睡眠スタッフ」という職業が中国に登場したのは、今回が初めてではないという。米国では、大型公立病院のほとんどに、「睡眠スタッフ」というポストが設けられている。全国民の3分の一が不眠の悩みを抱えている米国にとって、「睡眠スタッフ」はとても人気の高い職業で、年収は最高で30万ドル(1ドルは約112.5円)に上る。

 中国では、数年前から、健康に対するニーズが次第に向上している。だが、人生の3分の一の時間を占める睡眠に対する中国人の理解や重視は、まだまだ十分とは言えない。これは、一つの好機といえるだろう。「睡眠スタッフ」のような職業は、今後数十年以内に、国内で人気の職業となるかもしれない。(人民網日本語版)

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編集:劉彦君